「家事に追われて、なんだかいつもバタバタしてしまう」「家の中を何度も行ったり来たり…」そんなお悩み、ありませんか?
その原因、もしかしたら“家事動線”にあるかもしれません。
今回は、家事効率を劇的に変える「家事動線」について、わかりやすく解説しながら、プロ主婦マミが実践している改善方法もたっぷりご紹介します。
家事動線とは?

家事動線とは、料理・洗濯・掃除などの家事を行う際の「人の動きの流れ」のこと。
動線がスムーズであればあるほど、ムダな移動や手間が減り、家事が効率的になります。
たとえば…
- 洗濯機で洗ったあと、2階のベランダまで干しに行く
- 冷蔵庫と作業台が離れていて何度も行き来
- ゴミを捨てるために家の奥から玄関を往復
…こんな動きが多いほど「家事動線が悪い」と言えます。
家事動線が悪いとどうなる?
- 家事にかかる時間が長くなる
- 疲れやすく、気力も消耗しやすい
- 「面倒くさい」「やりたくない」が増える
- 家事のやり残しや後回しが増える
反対に、家事動線が良くなると、毎日の家事が驚くほどラクに、そして短時間で終わるようになります。
今日からできる!家事動線の改善アイデア7選
1. 洗濯動線を最短にする

Before: 洗濯機からベランダまで移動が大変
After: 室内干しスペースを洗濯機の近くに設置
→ 突っ張り棒や折りたたみ式の物干しを設置するだけで、移動距離を大幅カット。
2. キッチンの三角動線を整える

Before: 冷蔵庫とシンクが離れている
After: 「冷蔵庫→シンク→コンロ」が三角形になるよう配置・収納を見直し
→ 調理のたびにウロウロしなくても、流れるように作業が進みます。
3. 掃除道具をエリアごとに配置

Before: 2階の掃除のたびに1階から道具を持ち上がる
After: フロアごとに簡易掃除セットを配置
→ 各所にクイックルワイパーやコロコロを置いておくと、気づいた時にすぐ掃除できます。
4. ゴミ出し動線を見直す
Before: 各部屋のゴミを毎回リビングに集めるのが面倒
After: 小さなゴミ箱を設置し、まとめて運びやすく。もしくは、思い切ってゴミ箱をひとつに!
→ 家族ごとにサブゴミ箱を用意し、朝の時短にもつながります。
5. 片づけやすい収納位置に変える

Before: 子どもが帰宅後、荷物がリビングに散乱
After: 玄関そばにランドセル置き場や収納ボックスを設置
→ 「帰ってすぐしまう」が自然とできる動線に。子どもも片づけ習慣がつきやすくなります。
6. 配膳・片づけを1往復で済ませる
Before: キッチンとテーブルを何度も往復
After: 配膳トレイやキャスター付きワゴンを活用
→ 食事の準備も後片づけも、最小限の移動で済みます。
7. 朝の家事を「ゾーン化」する
Before: 朝の支度で家中を行ったり来たり
After: 洗濯・ゴミ出し・支度を1カ所のゾーンでまとめて行う
→ 家事の導線を“ひとまとまり”にすることで、時短&ノンストレスに。
「間取りは変えられなくても、動線は変えられる」
家事動線というと「リフォームしないとムリ」と思いがちですが、実は収納の位置を少し変える、モノの配置を見直すだけでも、劇的に改善できることが多いのです。
ポイントは、「毎日どんな順番で家事をしているか?」を一度書き出してみること。ムダな動きが見えてきたら、すぐに改善のヒントが見つかりますよ。
家事動線チェックリスト|あなたの家、動きやすい?
以下の項目に当てはまるものが多いほど、家事動線がスムーズに整っている状態です。
逆に「×」が多ければ、どこかにムダな動きや使いにくさがあるかも?ぜひ一度チェックしてみてください!
チェック項目 | 〇 / × |
---|---|
洗濯機から干す場所までが近い or 一直線で行ける | |
よく使う調味料は、コンロ付近にまとめて置いてある | |
掃除道具は各フロア・各エリアにすぐ使えるよう配置している | |
ゴミを捨てる動線がスムーズで、何度も行き来しない | |
子どもの持ち物(ランドセルや上履き)に定位置がある | |
朝の支度・洗濯・ゴミ出しなどの家事が一筆書きでできる | |
配膳や後片づけがワンストップでできる仕組みがある | |
「あれどこだっけ?」と探すことが少ない | |
モノの配置に“使う場所の近く”を意識している | |
一日の家事ルートにムダな動きがないと感じている |
チェックの数が7個以上〇なら、家事動線はかなり良好!
5~6個なら、「あと少し改善でさらにラクに」。
4個以下なら、まずは1カ所から見直してみるのがおすすめです。
まとめ:動線を整えれば、家事の負担は確実に減らせる
家事は「がんばる」よりも「仕組み」でラクになります。
動線の工夫は、時間・体力・ストレスすべてを減らしてくれる立派な“時短テク”。
ちょっとした改善が、あなたの毎日に大きな変化をもたらすかもしれません。ぜひ今日から、家の中の動きを見直してみてくださいね。
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