梅雨や夏場、カビに悩んでいませんか?
ジメジメと湿気が増える季節。
気がつくと、お風呂場やクローゼット、窓際などにカビが…!なんてこと、ありますよね。
実はカビは、「湿気」「温度」「栄養分」の条件が揃うと爆発的に増殖します。
だからこそ、**湿気をためこまない「換気のコツ」**を知っておくことが、とても大切なんです。
今回は、元家政婦のプロ主婦マミが、
カビを防ぐための正しい換気方法をわかりやすく解説します!
【カビが生える条件】まず知っておこう!
カビが育つためには、以下3つの条件が必要です。
- 湿度70%以上
- 温度20〜30℃
- ホコリや皮脂汚れなどの栄養分
つまり、梅雨や夏場の日本の気候は、カビにとって理想的な環境!
だからこそ、湿気をコントロールすることがカビ対策の第一歩です。
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【換気の基本】「空気の通り道」を作る!
換気というと「窓を開ければいい」と思いがちですが、
実はただ窓を開けるだけでは十分な換気はできません。
大切なのは、
▶︎ 空気の入口と
▶︎ 空気の出口を作って、風の通り道を確保すること!
具体的なやり方
- 2か所以上の窓を開ける(対角線上に開けると効果的)
- 窓が1つしかない場合は、ドアを少し開けて、空気の流れを作る
- サーキュレーターや扇風機を使って、空気を送る方向を意識する
【部屋別】カビを防ぐ換気テクニック
場所ごとにポイントを押さえると、効果がグンと高まります!
◆お風呂場
- 入浴後は必ず窓を開けるか換気扇を回す
- ドアにガラリ(通気口)がある場合、ドアを完全に閉めて換気扇を回す
- 壁や床の水滴はスクイージーで切るかタオルで拭き取るとベスト!
換気扇を回しながら窓もドアもすべてあけていた! なんて人もいるのでは? ドアに通気口がある場合、ドアを閉めて換気扇を回すのが正解。せっかく換気扇を回しても湿気がうまく逃げないことになっていまいます。詳しくはこちらの関連記事もご覧ください。『換気は立派な家事のひとつ!元家政婦が教える暮らしが快適になる換気のしかた』
◆クローゼット
- 晴れた日に扉を全開にして空気を入れ替える
- 扇風機などで時々風を入れる
- 衣類を詰めすぎず、風が通るスペースを確保
- 乾燥剤や除湿剤も併用すると安心
◆寝室・リビング
- 朝起きたら窓を開けて空気を入れ替える
- ベッド下・ソファ下など、湿気がたまりやすい場所は要注意
- 除湿機なども活用して、湿度を50〜60%に保つ工夫を
【換気NG行動】やってしまいがちな失敗とは?
カビを防ぐつもりが、逆にカビを招いてしまう行動もあります。
こんなことしていませんか?
- 雨の日に窓を開けっぱなし(外の湿気を室内に取り込むことに)
- 換気扇を回しっぱなしで窓を開けない(出口だけ作っても空気は動きません)
- 洗濯物を干しっぱなしにして室内の湿気が上昇
正しい知識をもって、**「換気」+「湿度管理」**の両輪でカビ対策しましょう!
【プロ主婦マミのワンポイントアドバイス】
「除湿機や空気清浄機って、結局効果あるの?」とよく聞かれます。
結論、めちゃくちゃ効果あります!
特に梅雨時期や、部屋干しが増える季節は、
▶︎ 除湿機を使って湿度管理
▶︎ 空気清浄機で空気中のカビ胞子を減らす
このダブル使いが本当におすすめ!
まとめ:湿気を制すれば、カビも怖くない!
カビは、放っておくとアレルギーやぜんそくの原因にもなります。
毎日のちょっとした換気の工夫で、家中を快適な空間に保つことができます。
「窓を開けるだけ」じゃない、
正しい換気と湿度コントロール、今日から始めてみましょう!