「マミさんって、やっぱり洗濯が好きで、こだわりがあるんですよね?」
ときどき、そんな風に言われることがあります。気づけば私、Yahoo!ニュースエキスパートの記事などに洗濯をテーマにした記事を結構よく書いているみたい。でもね、声を大にして言いたいのですが、自分では洗濯が得意だとも、好きだともまったく思っていません(笑)。
思えば、いまの夫と結婚したばかりのときにも、同じようなことがありました。 夫から「本当に洗濯が好きだよね」と言われたんです。
そのときは、あまりに予想外の言葉でびっくりしてしまいました。私にとっては、毎日洗濯機を回すのは単なる「いつもの日課」で、普通のことだったから。毎日やっている姿を見て、夫は「好きだから、毎日やってるんだ」と勘違いしたみたいです。
でも、そう言う夫の洗濯の仕方を見ていたら、今度は私のほうがびっくりすることに……。
当時の夫の洗濯は、なんというか、かなり独特でした。 一応、白いシャツだけは他と分けてまとめて洗う、という彼なりのルールはあったようなのですが、なんとそれを「一週間に一度」しか洗わないんです。当然、時間が経ちすぎて汚れは落ちにくくなっています。 さらに、朝に洗濯機を回したかと思えば、そのまま放置して夜になってから干したりするものだから、せっかく洗ったのに生乾きのイヤな臭いがしてきたり。アイロンのかけ方も、どこかトンチンカン。
「洗ったものはすぐに干さないと、雑菌が繁殖しちゃうよ」
私にとっては当たり前すぎる「常識」が、夫にとっては全く当たり前ではなかったんですよね。夜に干すつもりなら、夜に洗濯すればいいのに、朝に時間がちょっとあったからって朝に洗濯機を回すことだけをして、夜に干す…。ん?
でも、この一件で気づかされたんです。 「私が普通だと思っていることは、すべての人にとっての普通ではないんだな」ということ。そして同時に、「家事をラクにするための仕組み」って、人それぞれ違っていいんだな、ということでした。
今回は、そんな私が「特に好きではないけれど、毎日をラクに、平穏に回すため」にやっている、洗濯のちょっとしたマイルールをお話ししてみようと思います。「こだわり」と言うほど大層なものではないけれど、私の暮らしを支えてくれている大事な習慣です。
後でもっと面倒にならないための「菌対策」

私は、とにかく「やり直す」という無駄な手間が嫌いです。だから、後から臭くなって洗い直す羽目にならないよう、菌を増やさない工夫だけは徹底しています。あ
- 濡れたタオルは、洗う前に一度乾かす 濡れたまま洗濯カゴに放り込んでおくと、あっという間に菌が繁殖してしまいます。だから、洗う直前までハンガーなどに掛けて、一度乾かしておくようにしています。
- 洗濯が終わったら、すぐに干す 夫がよくやっていた「朝洗って夜干す」は我が家では厳禁(笑)。洗い終わったら、一分一秒でも早く干します。
- 洗濯が終わったら、洗濯槽を乾燥させる すべて干し終えたら、洗濯機の「乾燥」ボタンをピッ。洗濯槽の裏側の見えないカビや菌を防ぐために、中をしっかり乾かすところまでが私の「洗濯」です。
「たたむ・しまう」を徹底的にサボる仕組み

家事の中で、私が特に嫌いなのが「たたんだり、仕分けたりする作業」です。ここをどうにかしてスキップできないかと考えた結果、今のスタイルにたどり着きました。
- 色落ちしないものは、基本すべて一緒に洗う 色柄物を細かく分けることはしません。一緒で大丈夫なものは、一気にまとめて回しちゃいます。
- 洗った洗濯物は、一度「たたんでから」干す 洗濯機から取り出したら、脱水でついたシワを伸ばすために、一度手のひらでパンパンと叩きながら、きれいに折りたたんでカゴに積み重ねていきます。こうして少し置いておくだけで、干したときに自然とシワが伸びるんです。アイロンがけの手間をなくすための、おまじないのようなものです。
- 「干すハンガー」と「しまうハンガー」を同じにする 我が家の一番の時短ワザがこれです。干すときに使うハンガーと、クローゼットにしまうハンガーを全く同じものに統一しています。そうすれば、ベランダで乾いた服を、そのままクローゼットへ直行させるだけ。たたむ手間も、ハンガーを掛け替える手間もゼロになります。
あえて「縦型洗濯機」を使い続ける理由

最近は便利なドラム式洗濯機も人気ですが、私はあえて「縦型」を選んでいます。 理由はシンプルで、やっぱり日々の汚れ落ちが良いと感じるから。そしてもう一つは、私自身「洗濯物を干すこと」自体は、そこまで嫌いではないからです。
もし乾燥機能を使ってしまうと、仕上がりはフワフワになりますが、結局「中から出して、たたんで、しまう」という私の大嫌いな作業が発生してしまいます。「ハンガーに干して、そのままクローゼットに掛けるだけ」のほうが、結果的に私にとっては圧倒的にラクなんですよね。
こうして振り返ってみると、私のルールはどれも「洗濯への愛」から生まれたものではありません。むしろ、「いかにサボるか」「いかに嫌いな作業を減らすか」を考え抜いた結果の、引き算の知恵ばかりです。
家事って、別に好きにならなくてもいいし、プロみたいな完璧なこだわりを持たなくてもいい。 みんな違って、みんなちょっとトンチンカンなところがあっても大丈夫(笑)。だって、家の中のことですからね。
大切なのは、世間の「当たり前」に縛られず、自分が一番ご機嫌に、淡々と毎日を回せる「自分だけのルール」を見つけること。 私のこのちょっとしたズボラな習慣が、どこかの誰かの「家事を手放すヒント」になれば、とても嬉しく思います。



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