「お風呂に入っているとき、洗い場がスースーして寒い……」 そう感じたことはありませんか?実はその原因、良かれと思って回している「換気扇」かもしれません。
実は「入浴中に換気扇を回すこと」は、寒さだけでなく掃除の面でもマイナスが多いんです。今回は、冬のお風呂をポカポカに保ち、さらにカビ掃除までラクにする「正しい換気のルール」をお伝えします。
なぜ「入浴中」に回してはいけないの?3つの深い理由

「カビ対策には換気扇を常に回すべき」と思われがちですが、入浴中に回し続けると、実は逆効果になることが多いのです。
- 「気化熱」で体温が奪われる 濡れた肌に換気の風が当たると、水分が蒸発するときに体温を奪う「気化熱」が発生し、体感温度が急激に下がります。リラックスするための時間が、かえって体を冷やす時間になってしまうのです。
- 「カビの種」を自ら吸い込んでいる 入浴中の浴室には、シャンプーや石鹸成分が含まれた湯気が充満しています。換気扇を回すと、これらを無理やり吸い込むことになり、ファン内部がベタベタになります。そこにホコリがこびりつくと、落としにくい汚れになり、結果として換気扇からカビの胞子をバラまく原因にもなりかねません。
- 逆に「結露(水滴)」を増やしてしまう 換気扇が外の冷たい空気を引き込むため、浴室内の温かい湯気が一瞬で冷やされ、激しい結露(=水滴)を作ってしまいます。つまり、入浴中に回すことは、お風呂場の中にせっせと「カビの元」を製造しているようなものなのです。
【重要】24時間換気システムがついている場合は?

最近の住宅(2003年7月以降)にお住まいの方は、家全体の換気のために「24時間換気」の設置が義務付けられています。基本的には「常に動かしておく」のが正解ですが、冬の快適さのためにメーカーも「賢い選択肢」を用意してくれています。
- まずは「冬季モード(冬期モード)」をチェック! 最新機種の多くには、冬場の冷え込みを抑える専用モードが搭載されています。これは、換気量を約20%ほど抑えることで、室内の暖かさを守りつつ、最低限の換気も維持してくれるモードです。冬季モードがなければ、弱に設定しましょう。
- どうしても寒い時の一時停止について 「弱」にしてもまだ凍えるように寒い……という時は、入浴中だけ「一時停止」を活用するのも一つの手です。ただし、「上がる時に必ず再開させること」を忘れないでくださいね。最近の機種には、一定時間が経つと自動で換気が再開される便利な「入浴タイマー」がついているものもあります。
プロ主婦流!「カビ知らず」で上がるためのお風呂ルーティン
換気扇の回し方を見直したら、お風呂上がりはこの4ステップで上がりましょう。これで掃除が劇的にラクになります!
- 熱めシャワーで「汚れ」を落とす:最後に出る人が、熱めのシャワーで壁や床の石鹸カスを流し切ります。
- 水切りワイパー(スクイジー)で水を切る:換気扇を回す前にサッと壁の水を切るだけで、乾燥までの時間が圧倒的に短縮されます。
- 「密閉状態」で強換気:お風呂を出たらドアをピッチリ閉めて、換気扇を回します。これが一番早く、効率的に乾かす黄金ルールです。
お風呂のドアは「閉める」のが鉄則!

お風呂上がりに換気扇を回すとき、良かれと思って「ドアを開けて」空気を入れ替えようとしていませんか?実はこれ、逆効果なんです。
- 湿気を脱衣所に逃がさない:ドアを開けたまま換気扇を回すと、浴室の湿った空気が脱衣所へ流れ込み、脱衣所の壁や収納しているタオルなどを湿らせてカビの原因を作ってしまいます。
- 「空気の通り道」を作るのがプロの技:換気扇が最も効率よく働くのは、浴室を「密閉」に近い状態にしたときです。ドアを閉めることで、ドア下にある「ガラリ(通気口)」から空気が入り、浴室全体を通り抜けて換気扇へと向かう「正しい空気の流れ」が生まれます。
- 最短時間で乾かすために:ドアを閉めて回すことで、浴室内の気圧が下がり、壁や床に残った水分がより早く蒸発しやすくなります。これが、翌朝までにお風呂をカラッとさせるための「密閉換気」の正体です。
掃除をラクにする!「お風呂お助けグッズ」
【水切りワイパー】山崎実業 マグネット水切りワイパー 「壁にペタッと貼れるので、お風呂上がりにサッと手に取れます。これで水を切るのが一番の防カビ対策!」
【予防家事】お風呂の防カビくん煙剤 「2ヶ月に1回の定期的なケアで、黒カビ掃除を卒業しました。やめ家事の強い味方です。」
まとめ
家事は「ちゃんとやる」ことよりも、「仕組みを作ってラクをする」ことが大切。 今年の冬は、入浴中の換気扇設定を賢く見直して、温かいお風呂を楽しみながら、掃除のラクさも手に入れてくださいね。



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