「リビングにはソファがあるのが当たり前」
そんなふうに思っていた私ですが、思い切ってソファを手放してから、もう5年以上が経ちました。正確に何年目かは忘れてしまっていて、すっかり日常に溶け込んでいます。
「手放した直後に写真を撮っておけばよかったな」と今になって少し後悔することも。SNSに投稿していればビフォーアフターを比べられたのに…と思います。でもそれくらい自然に馴染んでしまったという証拠かもしれません。
ここでは、ソファをやめてよかったこと、不便に感じたこと、そしてわが家ならではのエピソードをまとめてみます。
ソファをやめてよかったこと

部屋が広く感じる
大きな家具をひとつ減らすだけで、リビングは驚くほどスッキリ。狭い間取りでも圧迫感がなくなり、空間に余裕が生まれました。
「ちょい置き」がなくなる
バッグや洗濯物、郵便物…。ソファがあるとつい物を置いてしまいがちでした。なくしてしまえば“置き場”がないので、自然と片付くように。リビングがスッキリ保てるようになりました。
掃除がラクに
ソファ下に溜まるホコリや、カバーの洗濯など、意外と手間がかかるソファ。手放してからはその手間が丸ごとなくなり、掃除機やフロアワイパーもスイスイ。さらに、ルンバ(ロボット掃除機)が自由に走れるようになったのは大きなメリット。家具の脚や隙間に引っかかることがなくなり、掃除の自動化が格段に進みました。
ソファのあとに使ったもの

実はソファを手放してすぐの頃、代わりにビーズクッションを1年ほど置いていたこともあります。最初はフワッと体を預けられて快適だったのですが…
- だんだんと中身がへたって形が崩れる
- サイズが大きいので掃除のときに邪魔
- 部屋の圧迫感が戻ってしまう
そんな理由から、結局こちらも手放すことに。ソファをやめても「結局大きなクッションがあると同じ」と気づいた経験でした。
ソファをなくして困ったこと
ゴロゴロできない
ソファに寝転がってテレビを観る…というスタイルはなくなりました。最初は少し寂しく感じましたが、慣れてしまえば特に困りません。今はダイニングチェアで十分くつろげています。
床でくつろぐ工夫が必要
「横になりたい」ときはヨガマットの出番。夜のストレッチ用に敷いて、そのままゴロッとすることもあります。丸めて収納できるので場所も取らず、意外と便利。ソファやビーズクッションを置かなくても「必要なときだけ出すスタイル」が合っていました。
子どもの素朴な一言
困るというより、少し心に引っかかるのが子どもの反応。「なんでうちにはソファがないの?」と聞かれたり、遊びに来た友達に「ソファないの?」と驚かれたりすることもあります。確かに「ソファ=リビングの定番」と思う子も多いのでしょうね。そんなときは「うちは広く使いたいからだよ」と説明しています。
今の暮らしとまとめ
ソファをやめてから5年以上。最初の不安はすっかり消え、今では「ないのが普通」になりました。部屋は広く、掃除はラクで、ルンバも大活躍。余計な“ちょい置き”もなくなり、わが家にはメリットの方が多かったように思います。
ただし、これはあくまでわが家の場合です。ソファでゆったりくつろぐ時間が大切な方にとっては、もちろん必要な家具だと思います。決して「ソファをやめるべき」と勧めているわけではなく、「こういう暮らし方もある」という一例として参考にしていただければうれしいです。
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