カーテンを洗うなら秋がベスト!家事のプロが実践する正しい洗い方とラクする工夫

カーテンを洗うなら秋がベスト!家事のプロが実践する正しい洗い方とラクする工夫 洗濯

「カーテンを洗うのは年末の大掃除のとき」と思っていませんか?実はそれ、ちょっともったいない習慣なんです。寒くなる前の秋こそ、カーテンを洗うベストシーズン。

25年の主婦歴と家政婦経験を持つ筆者が、「なぜ秋がいいのか」「どう洗うとラクか」そして「失敗しないためのコツ」まで、プロ目線で詳しく解説します。


年末に洗うのが大変な理由

年末はやることが多くて疲れる…
年末はやることが多くて疲れる…

多くの人がカーテンを洗うのは12月。でも実際には、冬のカーテン洗いはハードルが高めです。

理由は3つあります。

  1. 気温が低く乾きにくい
     冬は外気温が下がり、洗濯物が乾くまでに時間がかかります。厚手のカーテンは半日干しても乾かず、夕方には結露で湿ってしまうことも。
  2. 日照時間が短い
     12月は日が落ちるのが早く、午前中に洗ってもすぐ日が陰ってしまいます。乾きが遅れると、生乾き臭やカビの原因に。
  3. ほかの家事が立て込む
     年末は冷蔵庫の整理、キッチンの油汚れ、換気扇の掃除など“やることラッシュ”。
     カーテンまで手が回らず、結局「今年も洗えなかった…」という声も多いです。

秋がベストな理由

秋がベストな理由

秋は気温も湿度もほどよく、晴れの日が多い時期。カーテンを洗って自然乾燥させるには、まさに理想の季節です。

夏の間、窓を開ける機会が多かった家庭では、カーテンには外のホコリや排気ガス、冷房によるニオイなどがついています。秋のうちに洗っておくと、空気がスッキリして部屋全体が明るく見えるんです。

また、秋は花粉や黄砂の飛散も少なく、ベランダ干しもしやすい。窓まわりの掃除(サッシ・網戸・窓ガラス)と同時に済ませると効率も抜群です。


洗う前にやるべき下準備

フックは外す 洗濯表示も確認
フックは外す 洗濯表示も確認

① ほこりを掃除機で吸う

まずはカーテンを吊ったまま、上から下へ掃除機で軽くホコリを吸い取ります。これをやるだけで、洗濯中に汚れがムラになりにくくなります。

② フックを外す(基本)

基本はカーテンフックを外して洗うのが安心。
プラスチック製のフックはつけたままでも洗えることがありますが、洗濯槽を傷つけたり、フックが割れたりするリスクがあるため、迷ったときは外すのが無難です。

外したフックは小さな洗濯ネットにまとめて入れておくと紛失防止になります。

③ 洗濯表示を確認する

「手洗い可」または「弱水流可」と書かれていれば家庭洗濯OK。ドライマークのみの場合はクリーニング店へ。レースカーテンや形状記憶タイプは、おしゃれ着コース+中性洗剤を選びましょう。


カーテン洗いに便利な洗濯ネット

カーテンをそのまま洗濯機に入れると、洗濯槽の中でねじれたり、破れたりするおそれがあります。
必ず大きめの洗濯ネットを使いましょう。

どちらも「カーテンや毛布対応」と明記されているタイプで、ゆったりサイズ+粗めメッシュがおすすめ。ネットに入れるときは、ひだを整えて蛇腹のようにたたむと、シワになりにくくきれいに仕上がります。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

カーテン用洗濯ネット(40X60)【玄関先迄納品】 ニトリ
価格:1,490円(税込、送料別) (2025/10/8時点)


Amazonはこちら


洗うときのポイント

カーテンレールに戻してそのまま干す
カーテンレールに戻してそのまま干す
  1. おしゃれ着コースまたは弱水流を選ぶ
     生地を傷めず、型崩れを防ぎます。
  2. 洗剤は中性洗剤を少なめに
     泡立ちすぎるとすすぎ残りの原因に。
  3. 脱水は短めに(30秒〜1分)
     長く回すとシワや折れグセがつきやすくなります。

脱水後はそのままカーテンレールに戻して干すのが一番ラク。
レールに吊るして自然乾燥させれば、重みでシワが伸びてアイロン要らず。
直射日光が強い日は、レースカーテンを内側に干して日焼けを防ぎましょう。


忙しい人は“部分洗い”でもOK

忙しい人は“部分洗い”でもOK
忙しい人は“部分洗い”でもOK

「今週は時間がない…」という人は、全部洗わなくても大丈夫。裾やタッセル部分など、汚れやすい部分だけを拭くだけでも効果があります。

濡らした布に中性洗剤を少量つけ、トントンとたたくように汚れを落としたあと、きれいな布で水拭き&乾拭きを。この“プチお手入れ”をしておくと、次に洗うときの汚れ落ちが格段に違います。


よくある質問Q&A

Q:レースカーテンと厚手カーテン、一緒に洗ってもいい?
→ 洗えなくはありませんが、厚みに差があると乾きにムラが出やすいため別洗いがおすすめ。

Q:乾燥機は使える?
→ 基本的にNGです。熱で縮む素材が多く、形状記憶カーテンもシワの原因になります。

Q:どのくらいの頻度で洗うべき?
→ 目安は年に2回(春・秋)。花粉や湿気の多い時期を避け、乾きやすい季節に行うのが◎。


秋に洗うと気持ちも整う

カーテンは部屋の大きな面積を占める布製品。少し汚れているだけでも、部屋全体の印象がくすんで見えます。秋の晴れた日にカーテンを洗うと、光の入り方が変わり、「部屋が明るくなった」と感じる人も多いです。

家事は“完璧にやること”よりも“無理なく続けること”。年末にまとめて疲れ切るより、できる季節に少しずつ前倒しするのがラク家事のコツです。


まとめ

  • 冬は乾きにくく、カーテン洗いには不向き
  • 秋は気温・湿度・日照ともにベスト
  • フックは基本外す(プラ製は例外もあり)
  • 洗濯ネットを使ってやさしく洗う
  • 忙しいときは部分洗いでもOK

秋に洗うカーテンは、空気も気分もリセットしてくれます。ふんわり風に揺れるカーテンを見ると、「よし、これから年末まで頑張ろう」と思えますよね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました