毎日のごはん作り、いちいちレシピを調べていませんか?料理に慣れている人は、実はみんな「パターン化」してレシピなしでも料理しています。
先日、私のInstagramでこんなアンケートを取ってみました。「レシピを見ずに料理できますか?」という質問に対し、
- 「できる」が6割
- 「できない」が4割
という結果に。
料理上手に見える人でも、「味付けに迷う」「分量が不安」という声は多いもの。でも、ちょっとしたコツを知るだけで、「見ないで作れる料理」がぐっと増えるんです!
今回は、主婦歴25年・元家政婦の私が実践している「レシピなしで作るための習慣とアイデア」をご紹介します。
1. 「定番化」で迷わない。まずは3〜5品のマイレシピを決めよう

レシピなしで料理をする第一歩は、「よく作る定番」を繰り返すこと。
特別な料理じゃなくていいんです。
家庭でよく出てくる、簡単で失敗しにくいものがおすすめ。
たとえば、私の「マイ定番」はこちら:
- 鶏の照り焼き
- 豚肉の生姜焼き
- 麻婆豆腐
- 鶏のから揚げ
- 味噌汁(具は変わるけれど作り方は共通)
何度も作ると、火加減・タイミング・味付けの量が体に染み込んできます。
「しょうゆは大さじ1でちょうどいいな」「煮詰めすぎるとしょっぱいな」など、自分の舌と体で覚えていく感覚です。
2. 素材の入れ替えで一気にレパートリーが増える!
覚えた定番は、具材や味付けを少し変えるだけで「新しい料理」になります。
たとえば麻婆豆腐をベースにすると…

- 麻婆なす:豆腐の代わりにナスを使う
- 麻婆もやし:もやしで食感アップ
- 麻婆きのこ:しめじやエリンギでうま味倍増
どれも、味付けは同じでOK。
「麻婆の味付け」さえ覚えれば、素材チェンジだけで3〜4品に展開できます。
同様に、照り焼きなら…
- ポン酢+バター → 和風バターソテー
- 味噌+はちみつ → 味噌焼き
- ケチャップ+ウスター → 洋風チキンソテー
作り方は一緒、味を変えるだけ。
この考え方が身につくと、「次はこうしよう」という発想が広がっていきます。
3. 調味料は絞る!基本セットを決めておく

毎回調味料を検索するのは大変。
私は、よく使う調味料を以下の**「基本セット」に絞っています。
基本の7つ
- しょうゆ
- みりん
- 酒
- 砂糖
- 酢
- 塩
- こしょう
+応用アイテムとして「はちみつ」「味噌」「ポン酢」「ごま油」「中華だし(創味シャンタンなど)」を数点。
このくらいあれば、だいたいの料理に対応できます。
むしろ調味料が少ない方が、自分の中で味付けの基準がぶれません。
4. 味付け黄金比を覚えればもう怖くない
レシピで「しょうゆ大さじ2、みりん大さじ1.5、砂糖小さじ1」と書かれていても、毎回量るのは面倒。そんなときは、「ざっくり黄金比」を覚えておくと超便利!
よく使う黄金比の例
- 煮物・照り焼き:
しょうゆ:みりん:砂糖=3:2:1 - 中華ダレ:
ポン酢:ごま油=1:1 - 味噌焼き:
味噌:はちみつ=1:1 - 甘辛炒め:
しょうゆ:はちみつ=1:1
慣れてきたら「今日はちょっと甘めに」「塩気を控えよう」など、調整もできます。
最初はこのくらいの“ざっくり感”がちょうどいいんです。
5. シンプル調理でもしっかり美味しくなる!

味付けがシンプルすぎると「それでいいの?」と思うかもしれませんが、素材の味を活かすのも料理のコツ。
たとえば…
- インゲンやチンゲン菜をニンニクで炒めて、しょうゆをジャッと回すだけ
- もやしを塩こしょう+ごま油で炒めるだけ
- 鶏むね肉を塩麹に漬けて焼くだけ
余計な調味料を加えない方が、むしろごはんに合うことも多いんです。
「一品作るのに、5種類の調味料を出す必要はない」と割り切ると、片づけもラクになりますよ。
6. レシピを見ない=手抜きじゃない。むしろ「時短で効率的」
レシピを検索して、分量を確認して、工程を読みながら…というのは、案外時間と手間がかかります。
でも、レシピなしで「なんとなく味が決まる」と、買い物も調理も、圧倒的に時短になります。
もちろん、新しい料理を作るときはレシピが必要ですし、正確な分量が必要なこともあります。でも、毎日のごはんは「おいしくてラク」が一番。
最初は不安でも、やっていくうちに「味見しながら調整する力」がついてきます。
7. まとめ|「見なくても作れる」は、誰でも身につく技術!
レシピを見ないで料理ができるようになるには、以下の5ステップでOK:
- 定番料理を3〜5品、繰り返し作る
- 食材や味付けを少しずつアレンジしていく
- 調味料を最小限に絞って覚える
- 黄金比などの味付けルールを使う
- 味見しながら自分の味覚を育てる
失敗しても、次に生かせばそれでOK!
「あ、これならいけそう」という気持ちが、自信とスキルに変わっていきます。
ぜひ今夜、レシピを見ない「チャレンジごはん」をひとつ試してみてくださいね。
あなたの料理が、もっと自由に、もっと楽しくなりますように!
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