加湿器のNGな使い方3選!水道水でも大丈夫?フィルター交換しないと危険?

加湿器のNGな使い方3選。水道水でも大丈夫?フィルター交換しないと危険? 家事

空気が乾燥しはじめる10月。朝起きたときに「なんだか喉が痛い」「肌がカサつく」なんて感じていませんか?
我が家でも、そろそろ加湿器を出す季節です。けれど、毎年この時期になると「カビ臭い」「白い粉が出る」といったトラブルを耳にします。

家政婦として多くのご家庭を見てきた経験から言えるのは、加湿器は正しく使えば健康の味方、でも使い方を間違えると逆効果になるということ。
今回は、主婦歴25年・元家政婦の視点から「加湿器のNGな使い方3選」と、清潔に使うための正しいお手入れ法を紹介します。


■ NG1.水をつぎ足して使い続ける

水を継ぎ足して使い続ける

「まだ半分くらい残っているから、上から水を足せばいいか」と思っていませんか?
実はこれ、加湿器トラブルの原因のひとつです。

タンクの水はぬるくなりやすく、雑菌が繁殖しやすい環境。そこに新しい水を足すと、ぬめりやカビをそのままにしたまま使い続けることになり、カビ臭や白い粉の原因になるだけでなく、空気中に雑菌をまき散らすおそれがあります。

とくに寝室や子ども部屋など、長時間閉め切った空間では要注意です。
我が家では、朝の掃除のついでに「タンクの水を捨てて軽く拭く」を習慣にしています。
水を毎回入れ替えるだけで、嫌なニオイがほとんど気にならなくなります。

また、加湿器用の除菌剤なども販売されています。


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■ NG2.水道水ではなく精製水ばかりを使う

水道水ではなく精製水

SNSで「白い粉を防ぐには精製水がいい」と見かけたことがあるかもしれません。
でも実は、多くのメーカーが「水道水の使用を推奨」しています。

理由は、水道水に含まれる塩素が雑菌の繁殖を抑える働きをしてくれるため。
精製水には塩素が入っていないので、長時間放置すると逆に雑菌が増えてしまうこともあります。

ただし、超音波式加湿器の中には精製水指定のモデルも存在します。
「どっちが正解?」と迷ったときは、必ず取扱説明書を確認するのが一番確実です。

我が家では超音波式加湿器を使用しており、水を入れ替える際に内部を拭き掃除しています。

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■ NG3.フィルターをそのまま放置して使う

フィルターの掃除

「去年の冬に使っていた加湿器を、そのまま出してスイッチオン!」
これも、家政婦時代によく見かけたNGパターンです。

加湿器のフィルターや吸気口は、ホコリ・カルキ・カビの温床になりやすい場所。
見た目がキレイでも、内部には汚れがたっぷり。
そのまま使うと、カビ臭や白い粉、加湿能力の低下、電気代のムダにつながります。

使用前にフィルターを外して水洗いし、汚れが落ちない場合は交換を。
特に紙製や樹脂製のフィルターは寿命が短く、1シーズンに1回の交換が目安です。
私はシーズン前に型番を確認し、あらかじめ交換用をストックしておくようにしています。

■ 手入れが面倒なら「選び方」でラクにできる

ポット型加湿器

「お手入れの大切さはわかっているけれど、正直続かない……」という人も多いですよね。
そんな方は、購入時に「構造選び」を見直すのがおすすめです。

上から水を注げる「上部給水タイプ」や、タンクが取り外せて丸洗いできるモデルなら、掃除がぐっとラクになります。
最近は「加湿+除菌」や「アロマ対応」など多機能モデルも多いですが、構造が複雑だとお手入れが続かないケースも。

さらに近年は、ポット型の加湿器も人気です。
ポットのようにフタを外してそのまま水を注げる構造で、見た目もシンプル。
給水しやすく、タンク内も広口で洗いやすいため、忙しい人でも続けやすいのが魅力です。
寝室やリビングに置きっぱなしにしてもインテリアになじむデザインが多く、「出しっぱなしでも清潔に保ちやすい」という声も増えています。

家事のプロとしての結論は、「自分の性格に合った掃除のしやすさ」で選ぶことがいちばん大事
毎日使う家電ほど、「分解のしやすさ」や「乾かしやすさ」をチェックして選ぶと失敗しません。


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■ それでも臭うときは「しっかり乾かす」ことが大切

それでも「なんとなくカビ臭い」「ぬめりが取れない」と感じたら、しっかり乾燥させることが大切です。
使い終わったらフタを開けて風通しの良い場所に置き、タンク内部を完全に乾かすだけでも雑菌の繁殖を防げます。

それでも改善しない場合は、メーカーが推奨する方法で分解掃除やフィルター交換を行いましょう。
機種によって構造が異なるため、自己流で分解すると故障の原因になります。


■ 取扱説明書を読むことが、最も確実なお手入れ法

メーカーや機種によって構造も水の扱い方も異なります。
SNSや口コミで紹介されている方法の中には、特定の加湿器では推奨されない使い方もあります。

どんなに便利そうな方法でも、まずは取扱説明書をよく読み、メーカーが推奨する方法を守ること。
これが、最も確実で安全なお手入れ方法です。

「正しい手入れ=安心して使える加湿器」——これは家事全般にも通じる考え方ですね。


■ まとめ:加湿器は「入れ替える・洗う・乾かす・確認する」が鉄則

加湿器は、のどや肌を守る大切な家電。
でも、使い方を間違えると、逆に健康被害やアレルギー、家中のカビを招くこともあります。

今年の冬に向けて覚えておきたい合言葉はこの4つ。

「水は入れ替える」
「水道水でOK」
「フィルターは洗う or 替える」
「取扱説明書を確認する」

この4ステップを守るだけで、家の空気が驚くほど快適になります。
家事は“完璧”より“続けられること”がいちばん大切。
まずは、今日から「水をつぎ足さない」ことから始めてみませんか?


💡プロ主婦マミのひとこと

家事のコツは、続けられる仕組みをつくること。
加湿器も同じで、使い方を少し見直すだけで「清潔な空気」と「家族の健康」が守れます。
冬本番の前に、あなたの加湿器も一度チェックしてみてくださいね。

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