来年もきれいに着るために!プロ主婦が教える衣替え前の「しまい洗い」完全ガイド

来年もきれいに着るために!プロ主婦が教える衣替え前の「しまい洗い」完全ガイド 洗濯

来年もきれいに着るために!プロ主婦が教える衣替え前の「しまい洗い」完全ガイド

季節の変わり目は、洋服の入れ替え=衣替えのタイミングです。きれいに収納したはずの洋服を翌年出したときに「シミや黄ばみができていた」「なんだかカビ臭い」という経験をしたことはありませんか?

実はその原因、収納方法だけではなく「しまう前の洗濯=しまい洗い」にあることが多いのです。衣替えのたびにちょっとしたポイントを押さえるだけで、来年もお気に入りの洋服を気持ちよく着ることができます。主婦歴25年・元家政婦の筆者が、しまい洗いの正しいやり方とNG習慣をまとめます。


しまい洗いとは?

しまい洗いとは?

「しまい洗い」とは、洋服をクローゼットや押し入れに長期間収納する前に行う仕上げの洗濯のこと。日常の洗濯よりも汚れをしっかり落とし、清潔な状態で保管するのが目的です。

普段の洗濯で落ちきれなかった汗や皮脂、日焼け止めや制汗剤の成分などは、時間が経つと酸化して黄ばみやシミになります。見た目にはきれいでも、汚れを残したまま収納すると翌年泣くことになるのです。


NG1. スピードコースやすすぎ1回で洗う

スピードコースやすすぎ1回で洗う
すすぎは2回、洗い時間は長めに設定がおすすめ

近年の洗濯機は便利な時短モードが多く、つい「スピードコース」や「すすぎ1回」を選びがち。しかし、これは長期保管前の洗濯には不向きです。

  • 汚れや洗剤が残りやすい → 翌年の変色や臭いの原因に
  • 水量が少ない → 汚れが十分にすすげない

しまい洗いでは、標準コース以上・すすぎは必ず2回以上・水量は多めを選びましょう。時間と水はかかりますが、このひと手間が翌年のきれいさを左右します。


NG2. 洗剤を多く入れすぎる

洗剤はきちんと量って正しい量を入れる
洗剤はきちんと量って正しい量を入れる

「しっかり汚れを落としたい」と思うと、つい洗剤を多めに入れたくなりますよね。しかしこれは逆効果。

  • 洗剤が水に溶けきらず残る
  • 残った洗剤が菌の栄養源になり、黄ばみや臭いの原因に

大切なのは「量を増やすこと」ではなく、水量に合わせて適量を守ること。特に液体洗剤はキャップで適量をきちんと計量して使うのがポイントです。粉末洗剤の場合も、しっかり溶けるように水を多めに設定するのがおすすめです。


NG3. 乾ききらないまま収納する

乾ききらないまま収納する
乾ききってから収納を!

しまい洗いの最大の落とし穴が「乾燥不足」です。

  • 見た目は乾いていても、脇や縫い目、厚手部分には湿気が残っている
  • 半乾きの状態で収納すると、カビや臭いの原因

対策としては、

  • 取り込んだ後すぐ畳まず、一晩ハンガーにかけておく
  • 仕上げに乾燥機を短時間使う
  • 除湿機やサーキュレーターを活用

完全に乾いてから収納することで、湿気によるトラブルを防げます。


プラスαの工夫でさらに安心

酸素系漂白剤をプラス

しまい洗いのときは、洗剤と一緒に酸素系漂白剤を加えるのがおすすめ。除菌・消臭効果がプラスされ、汗や皮脂汚れをすっきり落とせます。色柄物にも使えるタイプを選べば安心です。

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柔軟剤も量を守る

柔軟剤をたっぷり使うと残り香が安心に思えますが、残留成分が変色の原因になることも。こちらも、洗剤同様にきちんと量り、入れすぎないようにするのが大切です。柔軟剤は必ず必要なものではありません。しまい洗いの際には使わない選択もありですよ。

衣替えと一緒に収納の工夫も

しまい洗いだけでなく、収納の仕方も大切です。

  • 防虫剤は同じ種類で統一
  • クリーニングのビニールカバーは外す(そのままOKと書かれている専用カバーを除く)
  • 詰め込みすぎず、空気が通る余裕を残す

しまい洗いとセットで行うことで、衣替え後もトラブルを防げます。

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しまい洗いの流れ(チェックリスト)

しまい洗いの流れ(チェックリスト)
  1. 普段より丁寧に洗う(標準コース以上・すすぎ2回)
  2. 洗剤は適量を守り、酸素系漂白剤をプラス
  3. 完全に乾燥させる(ハンガーで一晩・乾燥機・除湿機など活用)
  4. 柔軟剤は控えめに
  5. 収納前に状態を確認してから片付ける

まとめ

衣替えでやってはいけないのは、

  • スピードコースやすすぎ1回で洗う
  • 洗剤を入れすぎる
  • 乾ききらないまましまう

この3つ。これらを避けて「しまい洗い」を丁寧に行えば、翌年泣かなくて済みます。さらに酸素系漂白剤の活用や収納の工夫をプラスすれば、お気に入りの洋服を長くきれいに着られるはず。

衣替えは面倒な作業ですが、この「ひと手間」をかけるだけで来年の気分が変わります。ぜひ、今年から実践してみてくださいね。

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