暑い夏は、ゴキブリの活動がピークを迎える季節。「見たくないのに出てくる」「どこから入ってくるの?」とお悩みの方も多いですよね。
しかし、普段の何気ない暮らしの中に、ゴキブリを引き寄せる原因が潜んでいることがあります。元家政婦の筆者が、夏に特に気をつけたいNG習慣とその防止策を詳しくお伝えします。
期限切れのゴキブリキャップを放置する

ゴキブリ駆除の定番アイテム「毒餌剤(ゴキブリキャップ)」ですが、設置後にそのまま放置していませんか?
市販のゴキブリキャップは多くが半年〜1年程度で有効成分の効果が切れてしまいます。
期限を過ぎて放置すると、ただの置物状態になるだけでなく、薬剤のニオイをゴキブリが覚えて逆に寄ってくるリスクも。
対策としては
- 設置日や取替日をマステやラベルシールに書いて貼る
- カレンダーに交換予定を書き込む
- スマホのリマインダーで通知する
など、交換を忘れない仕組みを作っておきましょう。
排水口のぬめりやニオイを放置する

シンクやお風呂場の排水口もゴキブリの侵入ルートのひとつ。食べカスや髪の毛などの汚れを放置し、ぬめりや嫌なニオイがあるとゴキブリが寄りつきやすくなります。
ポイントは
- 排水口のゴミ受けは毎日掃除
- 週に1回は漂白剤や重曹・クエン酸などで除菌
- 排水トラップの水が蒸発していないか確認する
排水トラップに水が溜まっていないと、下水管から直接ゴキブリが上がってきてしまうので注意しましょう。
缶やペットボトルを洗わず捨てる

「飲み終わったらそのままゴミ箱へポイ」
実はこれもNGです。
甘い飲料やビールのわずかな残り香にゴキブリは引き寄せられます。
必ず軽く水ですすいでから捨てる
さらに、ゴミ出しまで日にちがある場合はフタつきのゴミ箱でしっかり密閉しましょう。
段ボールをため込む

ネット通販で増える段ボール。届いた荷物を取り出したあと、そのまま玄関や部屋に置きっぱなしにしていませんか?
段ボールはゴキブリにとって最高の隠れ家。さらに湿気を含むと卵を産みつける場所にもなりやすいのです。届いた当日中に解体して資源ごみに出す習慣をつけましょう。床に段ボールの粉やホコリが残るので、掃除も忘れずに。
シンク下の湿気&汚れを放置する

シンク下は
- 暗い
- 湿気がこもる
- 食品や調味料の保管が多い
と、ゴキブリにとって「理想の住処」。
特に夏は配管の結露などで湿度が上がりやすいため、
- 週に1〜2回扉を開けて風を通す
- 配管の結露を拭く
- 食品の粉や油汚れをすぐ拭く
といったお手入れを心がけましょう。防虫シートや除湿剤を置くのもおすすめです。
網戸や窓サッシのすき間を放置する
夏は窓を開ける機会が増える分、網戸の破れやサッシのすき間からゴキブリが侵入しやすくなります。
- 網戸に穴がないか
- サッシにすき間がないか
- すき間テープで補修
などをチェックしましょう。夜は室内の光に誘われて寄ってくることもあるので、カーテンで光をさえぎるのも対策のひとつです。
ゴミの一時置き場を不衛生にしない
生ゴミのニオイはゴキブリにとって最大のごちそう。
特に夏場は生ゴミの発酵が早く、一気にゴキブリを呼び寄せます。
- 生ゴミの水分をしっかり切る
- 蓋つきのゴミ箱に入れる
- ゴミ箱自体を週に1回アルコールスプレーで除菌する
など、ニオイ管理を徹底しましょう。
エアコンの排水ホースにも注意

盲点になりがちなのがエアコンの排水ホース(ドレンホース)。実はここからもゴキブリが侵入するケースがあります。ドレンホース用の防虫キャップを取り付けると効果的です。100均でも販売されていますよ。
観葉植物の受け皿に溜まった水
観葉植物の受け皿に残る水もゴキブリや蚊にとって快適な水源になります。
- 受け皿の水はこまめに捨てる
- 受け皿自体も定期的に洗う
といった小さな工夫で清潔に保ちましょう。
小さな習慣が大きな差に
ゴキブリは一度住みつくと駆除がとても大変です。
でも、
✅毒餌の期限管理
✅排水口のぬめり対策
✅缶・ペットボトルの洗浄
✅段ボールの即処分
✅シンク下の湿気管理
✅網戸・サッシの点検
✅ゴミ置き場の衛生管理
✅エアコンの排水ホース
✅観葉植物の受け皿管理
といった日々の小さな行動の積み重ねで、ゴキブリを寄せつけにくい家にすることができます。
どれも今日から始められる簡単なことばかり。
今年の夏は、ゴキブリに悩まされない快適なおうちを一緒に作りましょう!
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