最近は物価の高騰が止まりませんね。たまにはスタバでコーヒーでも…なんて思っても、嫌々節約節約! と引き返すことが増えました。コンビニのコーヒーすら高い…なんて思うことも。自宅で淹れれば安いから…と淹れてみるものの、やはりカフェのようなおいしいコーヒーにはなりません。お財布にやさしく、でも本格的なコーヒーを家でも楽しみたーい! そんな願いを叶えるべく、今回はコーヒーソムリエのKazuさんに「自宅でスタバ気分を楽しむコツ」を聞いてみました。※この記事にはアフィリエイト広告が含まれます。
まずは自分の好きな味を把握

Kazuさんからは「自分の好き味を見つけるとおうちコーヒーが楽しくなりますよ」とアドバイスをもらいました。まずは「好きな味」や「飲みやすい味」を把握することで、自宅でも本格的な味を再現する近道になるのだとか。
今回、Kazuさんから紹介いただいたTres coffeeさんの豆三種類から私が一番好きな味をお伝えしました(Tres cofeeさんのInstagramはこちら)Tres coffeeさんの豆も、とても香りがよくおいしい豆でした~。このままこの豆でいってもいいのですが、今回のテーマは「自宅でスタバ」のため、それを踏まえて、私の好きそうな味をスタバの豆の中からKazuさんに選んでいただきます。

私の好きな味に近いとして教えていただいたのが、スターバックスコーヒーの「サイレン ブレンド」。250g入りで1,440円です。
少なめの豆でおいしく淹れるコツ
豆を多めに使うとおいしくなるとは分かっていても、主婦としてはちょっとずつ節約して使いたいものですよね。「豆を節約してもおいしく淹れるって無理ですかね?」という問いに、Kazuさんは「豆を少なめにしても、味わい深いコーヒーは可能」との心強いアドバイスをくれました。
ペーパーフィルター不要「シングルカップコーヒーフィルター」

おすすめされたのは、コレスのペーパーフィルター不要「シングルカップコーヒーフィルター」。繰り返し使えて経済的なうえに、豆の油分がそのまま抽出されるため、少量でも香り高くおいしいコーヒーを楽しめます。

ペーパーのいらないメッシュ式のフィルターは、詰まりやすかったり洗いにくかったりすることも多いのですが、作りが比較的シンプルで、手入れもしやすいのが魅力。詰まる感じもありません。また、酸化しにくいゴールドのフィルターのため、コーヒーの味に金属が干渉せず、かつ錆びることもなく長く使えます。

通常スタバでは湯量180mlに豆10gを使用するそうですが、Kazuさん曰く、スタバの豆は味がしっかりしているため、9.5gでも十分においしく淹れられるとのこと。9.5gでもいいけれど、0.5gくらいだと細かすぎるし、もうちょっと節約したい! ということで、私はさらに節約して、9gで淹れることにしました。
その前にcoresのフィルターの説明書を確認すると、豆は11gが推奨。9gでは少なすぎ? ということで、お湯を160mlにちょっと減らして微調整。これなら250gの豆で約27杯楽しめ、1杯あたり約53円というお得さ! スタバが1杯53円ならからりうれしいですよね~。
カップもcoresのキキマグミニで

いつものお気に入りポーリッシュポタリーのカップもいいのですが、今回は、コーヒーのおいしさにこだわったマグで飲んでみます。こちらもKazuさんから教えていただいた、フィルターと同じくcoresのキキマグ。一杯分にちょうどいいミニタイプの方です。

美濃焼のこのカップは、底が広めで口がすぼまっていて、ワイングラスのような形。これは、コーヒーのアロマを広げ、逃さないよう計算された形なのだとか。手にもしっくりくる、コロンとした形がかわいい。ミニは、コーヒー一杯分をドリップして飲むのにちょうどいい大きさです。さらに、食洗器や電子レンジもOK。これは嬉しいですね。
豆は直前に挽くのがポイント

豆は挽かずにそのまま購入し、淹れる直前に挽くと新鮮な香りと味が楽しめます。こちらも、Kazuさんに教えていただいた、スタバでも購入可能なラッセルホブスのコーヒーミルを使います。見た目もおしゃれで、出しておいてもいいくらいな感じ。気分が上がりますね。

カップが取り外せるため、豆をフィルターに入れる際にこぼしにくいつくりです。

今回は、ペーパーフィルターを使わないため、少し粗めに挽くのがポイント。10秒ほどで中挽きになります。
コーヒースケールを使って安定感を

Kazuさんからのさらなる提案は、コーヒースケールを使ってお湯の量や抽出時間を計る方法。実際にやってみると、正確な分量で淹れられるため味がブレない気がします。たった9gの豆でも、集中して丁寧に淹れることで、見た目も味も驚くほど満足できました。

こちらも、cresのコーヒースケールです。カップなどを乗せるだけで、オートで重さや時間を計ってくれるから、とっても簡単に使えます。また、どのボタンが何かがわかるステッカーが貼ってあるのが親切! 慣れたらステッカーを剥がせばいいし、貼ったままでも使えるから便利ですね。
ドリップケトルも使う

コーヒーは紅茶と違い、沸騰させたお湯を少しだけ冷ました方がおいしく淹れられます。また、注ぎ口が細い方が、ドリップしやすいですよね。そこで、お湯を少しさましつつ、細く注げるドリップケトルも導入! より本格的だし、何よりおしゃれでカッコいい~。おうちカフェ気分が気分が高まりますね。
少な目の豆でも丁寧に淹れると満足感が違う!

9gの豆で淹れても、見た目も味も悪くありません。悪くないというよりか、おいしい! 豆を挽いているときから、いい香りに包まれ、コーヒースケールで湯量を計りながら淹れると集中できます。それらすべてを含めて、おうちカフェとしては、大満足どころの騒ぎではないという感じ。このコーヒーのために、部屋も片づけたくなるし、いい雰囲気で楽しみたい! という気分になれますね。

一応、cores推奨の11gでも淹れてみました。確かにこの方が濃いといえば濃いですが、9gで淹れたものとものすごく変わるわけではありません。これはもう好みの範疇という感じ。私は9gでも満足できるなと感じましたよ。
さらに気軽に飲むとき用のコーヒーメーカーも導入

とはいえ、毎回じっくりドリップする余裕がない日もありますよね。そこで導入したのが、coresの1カップコーヒーメーカー。これがまたとてもコンパクトで、一杯分だけ手軽に淹れられ、場所も取りません。
何を隠そう、これまでの私は、コーヒーメーカーを買っては「やっぱり邪魔だ」「いらない」「断捨離だ!」と、何回も手放してきたのです…。コーヒーメーカーはもう買わないとすら思っていました。Kazuさんにおすすめされて、久々にコーヒーメーカーを使ってみたのですが、このサイズ感と手軽さはいい! また、5,500円という手ごろな価格もGOOD。

小さいから場所を取らず、我が家のキッチンの棚にも入りました。白黒デザインの見た目もシンプルでい感じ。こちらもフィルター不要タイプなので、片付けもとても簡単です。手入れのストレスがないのも、主婦にはうれしいポイントですよね。
コーヒーメーカーは、スイッチさえ入れれば毎回ほぼ同じ味のコーヒーが自動でできるため、コーヒーを淹れながら別のことができます。ゆっくり丁寧に淹れて、おうちカフェを存分に味わいたいときはハンドドリップ。サッと手軽においしいコーヒーが飲みたいときはコーヒーメーカー。そんな風に使い分けながらコーヒーが楽しめますね。
初期投資はかかるけれど長期的にはお得
「カフェやコンビニに行かず家で安く楽しみたいのに、お金をかけて道具を揃えるのは矛盾している?」と思う方もいるかもしれません。しかし、豆を挽いたり計量したりする作業そのものが楽しく、没頭することで気分転換にもなります。今という瞬間に集中でき、リフレッシュ効果抜群。さらに、コーヒー機器自体は長く使えるので、決して無駄な投資ではありません。最初からすべてを揃えず、徐々に買い足す楽しみもありますよね。
コーヒーが好きで日常的に飲むなら、暮らしの充実感を高めるために少しずつ環境を整えるのは、むしろ賢い選択。長期的に見ればかなりお得。おうちで過ごす時間がぐっと豊かになること間違いなしです!
※今回、コーヒー機器を株式会社 大石アソシエイツに提供いただきました。coresホームページはこちら
※記事執筆にあたり、コーヒーソムリエKazuさんにアドバイスをいただきました。ありがとうございます!
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