冬の洗濯は、「干しても干しても乾かない…」という悩みが増える季節です。
外干しでは乾かず、室内干しではジメっとしたりニオイが残ったり。
でも実は、部屋干しは“やり方”さえ変えれば驚くほど早く乾きます。
主婦歴25年の経験から、秋冬こそ気を付けたい 10のポイント をまとめました。
1. 窓際・カーテンの近くは絶対に避ける(湿気の溜まり場)

窓際は冬に最も乾きにくい場所です。
- 冷気で乾燥が遅くなる
- 結露が発生して湿度が上がる
- カーテンが湿気を吸い、カビの原因に
- 空気がほとんど動かない
“窓際はダメ” は、部屋干しの鉄則。
カーテンに触れていると、カビが一気に広がるリスクもあります。
干すなら部屋の中央付近。
ここが風の通り道になり、一番乾きやすいポジションです。
2. 洗濯後、放置するのはNG(乾きムラが増える)

秋冬は低温で洗濯物が冷え、濡れた状態のまま放置すると
繊維の奥に水分が残り、乾きにくくなります。
- 洗濯機の中で放置
- カゴに入れてそのまま30分経過
どちらも“乾かない原因”の一つ。
タイマー機能 を使って「干せる時間に洗い上がるように」すると、部屋干し全体がラクになります。
3. 洗濯物の“高さ”が低すぎる(床の冷気で全然乾かない)
冬の部屋は、床付近が最も冷たい層になります。
その冷気ゾーンに洗濯物を干すと、水分が残ったまま。
目安は 自分の“胸より上の高さ”。
これだけで乾きが変わります。
4. 洗濯物同士が近すぎて、風が通っていない

定番のNGですが、冬は特に影響が大きい。
- 服が触れ合う
- 厚手服が密集
- パーカーのフードが重なっている
→ 乾きません。
1枚分のすき間
厚手は外側
ピンチは1つ飛ばし
これだけでスピードが変わります。
5. 足元に物が置いてあり、風が上に抜けない

洗濯物の下に…
- テーブル
- カゴ
- 収納ケース
- おもちゃ箱
こういう“障害物”があると、空気が上に抜けません。
足元はできるだけ空ける。
サーキュレーターは 下→上 に向けるのが正解です。
6. 乾きやすい場所が活かせていない

冬の部屋干しは “風の道” を作ることが命。
そのため、
・部屋の真ん中布巾
・エアコンの風を軽く拾う位置
・通路に近い位置
このあたりが実は最も乾きやすいゾーンになります。
見た目より、空気の流れを最優先に。
7. エアコンの風を“直撃させすぎ”ている

強すぎる風を横から当てると…
- 外側だけ乾く
- 中が湿ったまま
→ 生乾きのニオイの原因に
風は 斜め上から軽く、もしくは 弱風で部屋全体に回す のが正解。
サーキュレーターと併用 が最強です。
8. 脱水が足りない、またはやりすぎ
意外と盲点がここ。
脱水が弱い→ 水分が残りすぎて乾かない
脱水しすぎ→ シワが深まり乾きにくい
素材で使い分けると失敗が減ります。
- 厚手 → 1分追加
- Tシャツ → 標準
- ニット → 短め脱水
9. 素材ミックスで乾きが偏る
乾きやすさは素材で決まります。
乾きにくい:
- パーカー
- 厚手トレーナー
- デニム
- ニット
乾きやすい:
- 化繊
- Tシャツ
- 子ども服
乾きにくい服は 外側 に配置して風を当てると全体が進みます。
10. そもそも“家の中で一番乾く場所”を把握していない

家によって乾きやすい場所は違います。
- リビング → 乾きやすい
- 洗面所 → 湿度が高い
- 脱衣所 → 風がなく乾きにくい
- 窓際 → 結露で最悪
- 浴室乾燥 → 最強
- キッチン横 → 風が動く
まずは “自分の家の風のクセ”を知る ことが大事。
【まとめ】
冬の部屋干しは、
「湿気をどう逃がすか」×「空気をどう動かすか」 の勝負。
今日紹介した10のポイントは、
すべて今日からできるものばかりです。
- 窓際はNG
- 高さは胸より上
- 風の通り道を作る
- 早く干す
- 足元をスッキリ
- 素材を意識する
これらを整えるだけで、
冬の部屋干しは驚くほどラクになります。


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