子どもがいても「散らからない家」は作れる?プロ主婦が25年かけてたどり着いた、家族を追い詰めない片づけの極意

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SNSで見かけるのは、子どもがいてもスッキリと片づいた家。「まるでモデルルーム?」と思うし、「どうして我が家はいつも散らかってしまうの……」なんて、溜め息をついてしまいますよね。

主婦歴25年、元家政婦の私ですが、あえてはっきり言いたい。子どもがいたら、家は散らかります!

「散らからない方法」を探すよりも大切なのは、家族との「距離感」でした。今回は、頑張りすぎない片付けのルールと、わが家を助けてくれているアイテムをご紹介します。

「正論」で家族を追い詰めていた過去の私

実は、かつての私は今ほど寛容ではありませんでした。特に「捨てられない人」だった夫に対して、つい正論をぶつけてしまっていたのです。

夫は中学時代の年賀状や、昔の漫画、ゲームなど、「絶対にもう使わないよね?」と思うような物まで溜め込んでいました。それを見ては「捨てたら?」「これ、いらないでしょ」と、めちゃくちゃに言っていた時期があります。

でも、いくら言っても夫がそれらを捨てることはありません。それどころか、「片づけろと言われたから」と、私が絶対に買わない、積み重ねるコンテナ式収納ボックスを買ってくる始末…。積み重ね式のコンテナは、下の箱を取るためには上の箱をどかさなくてはならず、収納がとても面倒なのです。「よりにもよってなんでソレ!?100歩譲って買うとしても、引き出し一択でしょ!」と夫に怒ってしまいました。

しかし、ある時「これは違うな」と気づき、夫のテリトリーに口を出すのをやめることに。その代わり、自分の持ち物だけを徹底的に片づけ、スッキリさせていったのです。

私が機嫌よく自分の物を整理し続けていると、不思議なことに、何も言っていないのに夫が自分から少しずつ整理を始めました。「北風より太陽」。まずは自分の背中を見せることが、一番の近道だったんですね。

「収納グッズ」を増やす前にできること

スッキリさせたいと思うと、つい便利な収納ケースを買い足したくなります。でも、元家政婦の私はこう考えます。「収納グッズそのものが、実は家を狭くする荷物になっている」と。

わが家には、いわゆる「映える収納ケース」はほとんどありません。物を減らせば、それを収めるためのグッズも必要なくなるからです。

大切なのは、立派なケースにしまうことではなく、「散らかっても、秒で元に戻せる仕組み」を作っておくことだと感じます。

散らかるストレスを「引き算」するわが家の仕組み

ゴミ箱にハサミを貼る
ゴミ箱にハサミを貼る

家族に「片づけて!」と何度も言うのは疲れますよね。だからこそ、家族が「考えなくても戻せる」場所に物を置くようにしています。

  • ゴミ箱にハサミの定位置を 例えば、郵便物を開けるためのハサミ。わざわざ引き出しまで取りに行くのが面倒だから、出しっぱなしになることも。わが家では、郵便物を捨てるゴミ箱のに、ハサミケースをペタッと貼っています。
  • 動線の上に「使うもの」を置く 「使う場所のすぐそば」に定位置があれば、家族は無意識にそこへ戻してくれます。おしゃれな箱に隠すよりも、「動線に逆らわない配置」にすることが、散らかりを未然に防ぐプロの知恵です。たとえば、ホコリがつきやすいテレビの近くにホコリ取りを置くなどしています。

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大学生と小学生。成長とともに変わる「干渉しない」勇気

夫だけでなく、子どもたちに対しても同じスタンスで向き合っています。

  • 息子の部屋は「異世界」でもいい(笑) 大学生の息子の部屋は、今でもなかなかに悲惨な状態です。でも、そこは「彼の城」。時々声をかけることはあっても、基本的には干渉しません。
  • 子どもの「気持ちの波」を認める 小学生の娘にも、片付けたいモードのときもあれば、やりたくないときもあります。大人だって気分が乗らない日があるのですから、子どもにだけ完璧を求めるのは酷というもの。

まずは自分のテリトリー(キッチンや仕事机など)だけを死守して、自分の心に「余裕」という引き算を作ること。それが家族に寛容になれる秘訣です。

片付けのゴールは「家族が一番笑える場所」

片づけのゴールは、物がなくて散らからない部屋ではないと思います。家族が、一番自分らしく笑って過ごせる場所にすることです。

誰かをコントロールしようとする手を放し、まずは自分自身のテリトリーを整えてみる。そんな「やりすぎない」工夫が、結果として家を一番心地よい場所に育ててくれる。私はそう信じています。

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