毎日の洗濯で欠かせない「洗濯ネット」。でも、なんとなく使っているだけでは、せっかくの効果を発揮できていないかもしれません。
洗濯ネットは、正しく選び、正しく使うことで、大切な衣類をしっかり守って長持ちさせる頼もしい存在になります。今回は、元家政婦であるプロ主婦マミが、洗濯ネットの本当の役割と正しい使い方、さらには失敗しがちなNG例まで詳しく解説します。
1. 洗濯ネットの本当の役割とは?

洗濯ネットは、洗濯中の衣類のダメージを防ぐためのアイテムです。以下のようなトラブルから守ってくれます。
- 衣類同士の絡まり
- 摩擦による毛羽立ちや傷み
- 型崩れ
- 色移り
- ファスナーやボタンの破損
特に以下のような衣類には必須です:
- ニットやレースなどの繊細素材
- ブラウスや下着類
- 装飾付きの服(ビーズ、刺繍など)
2. NGな洗濯ネットの使い方【よくある失敗例】
✅ 全部まとめて大きなネットに入れてしまう
→ ネット内で衣類が絡まり、かえって傷む原因になります。
✅ パンパンに詰め込んでしまう
→ 水流が行き渡らず、汚れが落ちにくくなります。
✅ 衣類に合わないサイズや形状のネットを使っている
→ ネットの中で動きすぎて型崩れの原因になったり、反対に汚れが落ちません。
3. 正しいネットの選び方と使い方
■ 用途別に使い分けよう!
衣類の種類 | 適したネット |
---|---|
ブラジャー・下着 | 小さめの丸型ネット |
Tシャツ・薄手ニット | 中型ネット(1枚ずつ) |
シャツ・ズボン類 | たたんで入れる大型ネット |
- 衣類1枚につき1ネットが基本。複数入れるときは、素材や重さが似ているものに限りましょう。
■ メッシュの細かさにも注目
メッシュの種類 | 特徴 | 適した衣類 |
細かめ(20〜30目) | 摩擦が少なく傷みにくい | ニット・下着・レース |
粗め(5〜10目) | 水流が通りやすく洗浄力高い | タオル・厚手衣類 |
■ ファスナーの扱い方にも注意!
ファスナーは必ずロック部分に収納し、洗濯中に開かないようにします。
- 向きは“下向き”が基本
- 開き防止の布やカバーがついているタイプが便利
4. ネットに入れない方がいい場合も
洗濯ネットが万能というわけではありません。
- 泥汚れの作業着や、食べこぼしが多い衣類などは、ネットに入れると洗浄力が弱まり、汚れが残りやすくなります。
- しっかりとした洗浄をしたい場合は、あえてネットなしで洗うのがベターです。
また、ネットごと乾燥機にかける場合は、耐熱性のある製品かを確認しましょう。
5. おすすめの洗濯ネット

以下のような製品は、筆者も実際に使っておすすめできます。
- 無印良品 洗濯ネット各種 → 公式サイト
- ニトリ 洗濯ネット各種→公式サイト
- ダイヤコーポレーション「ネット DE きれい」シリーズ
どれもファスナーの保護や、サイズ展開が豊富で使いやすいのが特長です。
【まとめ】
洗濯ネットは、“なんとなく使う”から“目的に合わせて使う”へ。
- 衣類を守るために、素材・サイズ・ファスナーの向きなどに気を配ること
- ネットに頼りすぎず、汚れや素材に応じて使い分けること
この2つを意識するだけで、洗濯の質も衣類の持ちも格段にアップします。
今日からぜひ、見直してみてくださいね。
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