ついに夏休みがはじまってしまいました…。主婦が頭を悩ませる長い夏。子どもとどうやってすごそうかと悩みますよね。手持ち花火から花火大会まで、花火は夏休みの楽しみのひとつ。もっと楽しむために、花火会社「若松屋」さんへ行ってきちゃいました~!※この記事には広告が含まれます。
プロ主婦®が花火屋さんに取材に行ってみた!
夏休みに花火を楽しむため、そして、得た情報をみなさんにお伝えするため、今回は、愛知県に本社がある株式会社若松屋さんの東京支社へ、主婦ライター仲間数名と行ってきました。東京支社は浅草橋駅近くにあります。じつは何度も通ったことのあるあたり。浅草橋に花火の問屋さんが多いのは知っていましたが、こんなところに花火の会社もあったんだ! とまずビックリです。
お話をうかがうため、お部屋に通していただくと、そこにはたくさんの花火が! これを見ただけでもキャー!とテンションが上がってしまいますよね。「ショールーム?」と思いきや、ショールームはまた別の階にあるそう。まずは座ってお話をうかがいました。
株式会社若松屋さんは花火の総合商社
株式会社若松屋さんは、昭和12年創業の老舗の花火会社。私たちが子どもと使う手持ち花火である「おもちゃ花火」から、大きな花火大会で見るような尺玉までの花火を扱っています。また、自社でも花火を作っているし、海外からの輸入花火も扱う、いわば花火の総合商社。中でも、おもちゃ花火のシェアは国内ナンバーワンだそうですよ。
お話を聞かせてくれたのは、営業部部長の竹内さん。お話がとても上手で面白く、ついつい長居してしまいました。竹内さん、ありがとうございました。
花火開封のイライラを解消する花火があった!
会社についてなど、ひととおりお話をうかがったあとに向かったショールームで、見たことがないパッケージの花火を発見! 手持ち花火のセットって、台紙があって、そこにビニール袋に入った花火がテープで貼ってあり、さらにビニールで覆われている…そんなイメージがありますよね。
中身の花火が全部見える透明パッケージが普通です。でも、これって、花火をする際、いちいち開けるのが面倒じゃありませんか? 暗い中で「どこが開け口?」なんてわからなくなったりして。しかも、ビニールのゴミがたくさん出て片づけも面倒。そんな悩みを解決してくれる花火があったんです。
「エコパッケージ花火」はゴミが少なく本当にエコ
エコパッケージ花火は、今までの花火のような台紙はなし。セロハンテープも不使用。袋をあければすぐに花火が使えるんです。これって、めちゃくちゃラクですよね。しかも、紙袋だからビニールゴミが出ない! さらに、持ち運びもコンパクト。もういいことしかない気がします。「なんで今までなかったの?」と思う花火。ただ、見た目はなんとなく地味な感じがして、花火を買うときにはピンとこないい気もするかも。でも、一度使えば絶対こっち! となる気がしますよね~。今まで、花火とエコは結びつきませんでしたが、これは本当に「考えた人天才!」と思ってしまうパッケージです。
ドン・キホーテで販売されている花火も
若松屋さんの花火は、ドン・キホーテでも販売されているそう。今回、私がドン・キホーテマニアだということを知って、竹内さんがドンキの花火も用意してくれていました。なんという気遣い! ビックリ&うれしかったです。
残念ながらドン・キホーテでは、紙でできたエコパッケージの花火は販売されていません。しかし、台紙や小袋を省略した、すぐに遊べるパッケージの花火がありますよ。とてもコンパクトな見た目なのに100本入り! ドン・キホーテで花火を買うときは、これを選べばいいですね。
ビックリ!手持ち花火の勘違いとは?
手持ち花火でよく見る、先端に紙がついた花火がありますよね。この花火は、火花がススキの形のように出るため「ススキ花火」というそうです。子どものころから、よくやっていた花火のひとつ。この花火をする際、紙の部分に火をつけて導火線のようにしていませんか? じつはこれ、間違った使い方なんです! この紙は、花火の中の火薬を守る役目をしているだけで、ここに火をつけるわけではないそうですよ。ほとんどの人が勘違いして使っていますよね。
花火の先の紙はちぎるのが正解!
花火の先の紙は、ちぎって捨てるのが正解なんです!
紙の部分をちぎって、筒の先端に火をつけるのが正しい使い方なんです。竹内さんからこのお話を聞いたとき、思わず「え~!知らなかった」と大声で言ってしまった私。実際、この話をすると、ほとんどの人が「知らなかった」というそうですよ。花火の紙部分に火をつけても、なかなかつかないことがあったのはそのためか!と納得しました。これからは、ススキ花火にもすんなり火をつけられそうです。この話が聞けただけでも、今日来てよかった~。みんなに知らせたい!と思いました。
打ち上げ花火のヒュ~!という音は笛だった
若松屋さんでは、おもちゃ花火だけではなく、打ち上げ花火の製造と販売、さらには打ち上げも行っています。竹内さん自身も、打ち上げ花火の現場へ行ったり花火の打ち上げを行ったりしているそう。「花火はどうやってあげるのですか?」など、子どものような質問をたくさんしてしまいました。そこでビックリしたのが、花火が空に昇っていくとき、本当は音がしないということ。
「え?上がるときにヒュ~っと聞こえるのは何ですか?」と聞くと「あれは笛の音なんです。花火に笛をつけて音を鳴らす演出なんですよ。たとえば、ヒュ~の音を一つだけ鳴らして、そのあと連続で花火を上げると、ひとつの花火からたくさんの花火が出てきたように見えるでしょう?」と教えてくれました。なるほど。そうだったんだ! と目からウロコでした。
本物の花火とほぼ同じ重さだという花火を実際に持たせてもらうと、結構重いことにも驚きました。また、普段見ている大きな花火が、ほぼ4号玉や5号玉くらいの大きさだということにもビックリ。12~15cmくらいの玉なのに、大きな花火になるんですね~。また、大きな花火の玉の周りに小さい花火をくっつけてあげると、大きな花火と小さな花火が上がるそう。そんなしくみだったんですね。たしかに、花火にの上に小さな玉がくっついているのがあります。
ことしは花火をするのも見るのも楽しくなりそう
花火って、新しい情報などそうないのでは?なんて思いながらうかがったら、知らなかったことばかりで驚きました。手持ち花火の紙をちぎってから火をつけるなんて、ずっと間違えて使ってきていましたからね…。花火の笛の話も知らなった! 今年の夏は、花火をするのも見るのも楽しくなりそうです。
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