夏なのに冷えが悪い!? 冷蔵庫が本気を出せない原因と家庭でできる対策5選

夏なのに冷えが悪い!? 冷蔵庫が本気を出せない原因と家庭でできる対策5選 家事

夏になると、「あれ、冷蔵庫ってこんなに冷えなかったっけ?」と感じたことはありませんか?
食材の傷みが早い、チルド室がぬるい、製氷に時間がかかる…。それ、実は冷蔵庫が“夏バテ”しているのかもしれません。

元家政婦で現在はプロ主婦として情報発信をしている私が、「夏の冷蔵庫トラブルを防ぐ5つの見直しポイント」をわかりやすくご紹介します。


1. 設定温度は「強」に!夏は冷蔵庫もフル稼働

弱はダメ!

夏は室温が高くなる分、冷蔵庫が冷えるまでに時間がかかりがちです。
普段「中」や「弱」に設定している方も、暑さが本格化する時期は「強」に切り替えるのが基本です。

我が家でも、特に冷蔵室の冷えが悪く感じたときや、製氷スピードが遅くなったときはすぐに「強」に設定。自動温度調整機能がある冷蔵庫でも、夏場は手動で調整した方が効果的なことがあります。

ちなみに、冬は「弱」春と秋は「中」に、季節によって冷蔵庫の設定を変えるのがおすすめですよ。


2. パッキン汚れで密閉できてないかも?

冷蔵庫のパッキン

扉のゴムパッキンは、地味に重要なパーツ。ここに黒ずみやホコリがたまると、冷蔵庫の密閉性が下がり、冷気が外に漏れてしまいます。
とくに梅雨〜夏は湿気でカビが発生しやすいので要注意!

おすすめの掃除方法は、中性洗剤をつけた歯ブラシや綿棒で細かいところまでお掃除。
月に1回の掃除で密閉力をキープできます。

\豆知識/
パッキンの劣化を調べたいときは「紙はさみテスト」が有効。紙を挟んで扉を閉じ、スルッと抜けるなら密閉性が落ちている可能性アリです。


3. 冷蔵室は詰めすぎ注意!「7割収納」を意識

3. 冷蔵室は詰めすぎ注意!「7割収納」を意識

「空いてると冷えが逃げる」と思って、つい詰め込みたくなる冷蔵室ですが、実は逆効果。
冷蔵庫の冷気はファンによって循環する仕組みなので、詰めすぎると冷気が行き渡らず、庫内にムラができてしまいます。

目安は7割程度の収納。背の高いペットボトルや鍋は冷気の流れを遮断しがちなので注意です。

特に「冷気の吹き出し口」の前をふさがないように配置するのが、プロ主婦流のポイントです。


4. 冷凍庫は逆に「詰めてOK」!

4. 冷凍庫は逆に「詰めてOK」!

冷蔵室と違って、冷凍庫は中身がぎっしり詰まっている方が保冷効率が高まります。
食品同士が「保冷剤」のようにお互いを冷やしてくれるからです。

逆にスカスカだと冷気が逃げてしまい、冷凍食品の表面が霜だらけになることも…。

食品が少ないときは、凍らせたペットボトルや保冷剤を入れてスペースを埋めるのがおすすめ。


5. 置き場所の見直しで、冷え方が変わる!?

意外と忘れがちなのが、冷蔵庫の「設置場所」。
特に壁にピッタリくっついていたり、通気口がふさがれていたりすると、放熱できずに冷却効率が落ちてしまいます。

とくに夏場は、背面や側面の温度が上がりやすいため、壁との距離は5cm以上確保するのが理想的です。
また、直射日光が当たる場所もNG。設置環境を見直すだけで、冷え方がグンと変わることもあります。


おまけ:霜取り不良にも注意!

製氷が遅い、冷凍室の一部がぬるい…というときは、自動霜取り機能が正常に働いていない可能性も。
年に1回程度、電源を切って庫内の霜を完全に溶かす「強制霜取り」をすることで、冷却力が戻るケースもあります。


まとめ

冷蔵庫の冷えが悪いと、食材が傷みやすくなり、家計にも影響します。
でも、今回ご紹介したような「ちょっとした見直し」で冷蔵庫のパフォーマンスは大きく変わります。

今年の夏は、人も冷蔵庫も夏バテ対策をして、快適な毎日を送りましょう!

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