衣替えで出した服にシミがあるのはなぜ？しまう前にできることを元家政婦のプロ主婦が教えます！

暑すぎた夏も終わり、もうそろそろ夏服をしまう季節かな？　という感じになってきました。季節が終わった服は、きちんと洗ってしまうのが大切です。だいたいの人がキレイに洗ってしまっているとは思います。しかし、洗ってしまったのに、久しぶりに出した服にシミがついていることってありますよね？　衣替えで出した服にシミが浮かないようにしまう前にできることをご紹介します。

シミの正体は汗や皮脂

キレイに洗ってしまったはずなのに、久しぶりに出した服にシミがついているのはなぜでしょう？　その正体は、服に残っていた汚れです。特に、汗や皮脂などの汚れが落ち切っていないと、時間とともに変色して、黄色や茶色のシミとなって出てきてしまうのです。

季節が終わった服をしまう前に、しっかりと汗や皮脂を落とし切る必要がありますよ。また、もともとついていた汚れを見落としている場合もあります。服をしまう前によく確認して、シミは落としておくのが大切です。

食器用洗剤を使うとシミがよく落ちる

しまう前に気づいたシミを落とすのにおすすめなのが、台所用の洗剤です。中性で、油汚れもよく落ちるため、油性の汚れや化粧品汚れ、皮脂汚れなどもよく落としてくれますよ。

食器用洗剤をシミに直接つけたら、タオルなどでたたいて洗いましょう。こすってしまうと汚れが広がってしまう場合があるため、シミのぶぶんだけをたたき洗いします。

長期間服をしまう前の洗濯で気を付けたいこと

長期間服をしまう前には、皮脂をしっかり落とすためにいつもよりも丁寧に洗濯をする必要があります。そのために気を付けたいことをご紹介します。

水の量は多めにする

水の量が最初から少なめに設定されていたり、節約のために節水コースであらったりする場合も多いですよね。しかし、水の量が少ないと汚れ落ちは悪くなります。水の量は多めに設定しましょう。

すすぎは２回

最近では、すすぎ１回でＯＫな洗剤が主流になりつつあります。でも、すすぎ１回では汚れや洗剤が残ってしまう恐れも。長期間服をしまうときには、すすぎは２回に設定して、衣類に汚れや洗剤が残らないようにするのがおすすめです。

スピードコースにはしない

洗いに時間をかけた方が、しっかりと汚れが落ちます。スピードコースは使わずに、洗う時間も長めに設定しましょう。

洗剤は通常の量を守る

よごれをきちんと落としたくて、洗剤を多めに入れたくなるかもしれません。しかし、じつはそれは逆効果。洗濯洗剤は、水の量に対して最も汚れが落ちるがあり、それ以上入れても洗浄力はほとんど変わりません。また、洗剤を入れすぎると、すすぎが足りず、洗剤の成分が残ってしまうことがあります。残った洗剤の成分は雑菌のエサになることも。洗剤や柔軟剤は、量を守って入れましょう。

酸素系漂白剤を加えるのも効果的

洗剤と一緒に、殺菌効果のある酸素系漂白剤を入れるのも効果的です。酸素系漂白剤には、ワイドハイターやオキシクリーン、オキシシャイニーなどがあります。こちらも、使用方法に書かれている量を守って入れましょう。塩素系漂白剤と違い、色柄物にも使えます。

オキシクリーン EX アメリカ版 除菌 消臭 漂白 酸素系漂白剤 2.27kg グラフィコ 2270g アメリカ製 詰め替え 掃除 つけ置き 漬けおき 粉末 洗濯 oxiclean 大容量 衣類用 キッチン 洗濯槽 洗濯洗剤 シミ取り オキシ漬け 価格：2,860円（税込、送料無料) (2024/9/26時点)

Amazonはこちら

季節外の服の保管で気を付けたいこと

洗濯のしかただけでなく、保管のしかたももちろん大切。季節外の服を長期間保管するさいに気を付けたいことをご紹介します。

しっかり乾かす

まず、服はしまう前にしっかり乾かして乾燥させることが大切です。湿気が残っていると、雑菌が繁殖してカビが生える原因になってしまいます。必ず乾ききってから収納しましょう。

湿気対策をする

湿気取りを入れる、時々風を通すなど、湿気対策も大切です。服がカビくさくなるなどを防げます。繰り返し使える湿気取もありますので、そちらを使うのもいいですよ。私はこちらの湿気取を使っています。

除湿器 コンパクト除湿機 クローゼット 専用 小型 防カビ 繰り返し使える コンパクト 湿気取り 梅雨対策 衣類乾燥 乾燥剤 [1年保証] 価格：1,999円（税込、送料無料) (2024/9/26時点)

見た目もシンプルで繰り返し使えてとても便利です。

クローゼットや収納ケースも掃除する

季節が終わった服を収納する際、クローゼットや収納ケースもキレイにしておきましょう。ゴミやホコリがあると、カビが生えたり虫が発生することにも。衣替えのついでにクローゼットの掃除をするのがおすすめです。

防虫剤や服の下ではなく上に置く

きちんと効かせたくて、防虫剤を服の間に入れている人もいるかもしれません。しかし、防虫剤は一番上に置くのが基本。防虫剤に使われている成分は空気よりも重いことが多いため、上に置くと全体にいきわたるからです。

防虫剤の種類によっては、効果的な置き方が異なる場合もあります。取扱説明書をよく読んで、正しく使いましょう。

ムシューダ 1年間有効 防虫剤 引き出し・衣装ケース用(32個入*2箱セット)【ムシューダ】 価格：1,884円（税込、送料無料) (2024/9/26時点)

Amazonはこちら

衣替えの前の服は正しく洗って保管しよう

衣替えでしまう服は、いつもよりも丁寧に洗い、汚れをきちんと落としましょう。洗い時間は長め、水はたっぷり、すすぎは２回で洗うのがおすすめです。保管の際にも、湿気などに気を付ければ、来年も気持ちよく着られますよ。ためしてみてくださいね。
※掲載当時の情報です。現在とは異なる場合があります。
※個人の見解、体験を含みます。