小学校の担任が、子どもが持っていたカギの合いカギを勝手につくり家に侵入するという驚きの事件がありましたね。そんなことはまれなことだと思いたいですが、カギの紛失など、子どもにカギを持たせるリスクは少なからずあります。かといって、子どもが帰る時間に必ず親が在宅するのも無理な話です。そこで、子どものカギ紛失防止にスマートロックを導入してみました。※この記事には広告が含まれます。
我が家でもカギ紛失事件があった!
現在小学3年生の娘が、2年生だったころ、カギの紛失事件がありました。実際には、学校の机の中に入れっぱなしになっていただけだったのですが、それでも大事件です。もしも誰かに持っていかれでもしていたら…。我が家のカギはカードキーのため、簡単に合いカギを作ることはできません。その点の心配はないのですが、カギを紛失されては困ります。どうしたものかと考えました。
スマートロックを導入することにした
以前から夫が、「買い物をしてきた後にカギを出すのが面倒だ…」なんて言っていました。「それくらいしなさいよ!」なんて答えていましたが、「スマートロックいいんじゃない?」なんてことを話していたのを思い出し、これはもうスマートロックにするのがいいのでは?と本格的に考えるてみることにしました。
スマホがないと使えないのでは?
心配だったのは、スマホやスマートウォッチがないと使えないのではないかということ。せっかくスマートロックにしても、スマホがないとカギが開かないのでは学校帰りの子どもが使うことはできません。それに、調べてみると、スマホをかざすだけでカギが開いたりするものは少なくて、スマホを取り出して、カギを開ける操作が必要なものが多い感じ。「それってカギを出して開けるのとそう変わらないのでは?」なんて気がしてきますよね。でも、「指紋認証キーパット」なるものがついている機種を発見! 指紋や暗証番号でカギが開けられるのです。これなら、学校帰りの子どもも使えます。指紋認証ができる機種を選ぶことに決定しました。
「SwitchBotスマートロックセット」に決めた
購入したのは、「SwitchBotスマートロックセット」です。
こちらは、スマートロックと、指紋認証パッドがセットになっているもの。スマホやスマートウォッチでカギを開けるだけでなく、指紋と暗証番号、そしてかざして開錠できるカードキーも使用できます。これがあれば、スマホを持っていない子どもでもカギが簡単に開けられますよね。
事前確認は大切!取り付けできない場合も
カギの形や、カギの周りの形状によっては、取り付けができない場合があります。事前にきちんと調べるのが大切。まず、カギのつまみの中心からドア枠までの距離が40mm以上ある必要があります。40mm以下の場合は、サポートセンター(0120-202-362)へ相談してください。サポートメールsupport@switchbot.jp
縦方向と横方向のどちらでも取り付けが可能。取り付ける位置を決めておきましょう。
高さが足りずそのまま付けられなかった!
つまみ中心から外枠までの距離や、周りのスペースは大丈夫だったのですが、我が家がカードキーだったため、カギの周りが出っ張っていました。まったくそんなことを考えておらず、届いたら高さが足りずに使えない!!これはどうしたものか…。
板を貼って解決!
何か隙間を埋めれば大丈夫でしょうということで、ホームセンターで高さの合う板を購入!
板のおかげで無事にスマートロック機器の貼り付けに成功!我が家は賃貸住宅のため、超強力両面テープで貼り付けてあります。SwitchBotにも、両面テープが付いてきますよ。しかし、板の分はなかったので、別途買いました。
じつは土台アダプターの購入も可能だった…
高さの調節について、どこにも記載がなかったため、自分でどうにかするしかないと思っていたのですが、土台アダプターも存在するようです。現在、アダプターだけの販売はないのですが、以下の文章をサポートセンターにメールすることで対応してくれるそうですよ。
・ロックProを○○個買いました、○○個の土台アダプター(両面テープ一枚付き)がほしいです。
・注文番号
・購入履歴のスクリーンショット
・土台アダプターがほしい理由(写真など)
・送り先情報
・名前
・電話番号
・住所
・郵便番号
送料は自己負担、到着までに2週間かかる場合もあるそうです。すぐ使いたかったので、結果的には板で対応してよかったかな? という感じですね。
専用アプリを入れて初期設定をすれば完了
スマートロック本体の取り付けが終われば、あとはスマホに専用アプリを入れ、指示通りに初期設定をすればすぐに使えます。高ささえ合っていれば、思ったよりも取り付けや設定は簡単です。説明を動画で見ることもできるので、むずかしいことはありませんでしたよ。スマホでカギの開閉ができ、オートロックが使えるため、カギの閉め忘れがなくなります。オートロックをするまでの時間の設定もできますよ。
ドアの外に指紋認証パットを設置する
スマートロック本体を取り付け、スマホにアプリを入れて設定すれば、それだけでスマートロックは使えます。ですが、スマホを持たない人もカギを開けるために、指紋認証パットを取り付けていきます。こちらの取り付けは超簡単で、ドアの表に強力両面テープで貼るだけ! 賃貸住宅でなければ、ドアにドリルなどで台座を取り付けた方が安心なため、それがおすすめです。我が家は賃貸のため、貼り付けました。使い始めてから3か月ほどが経ちますが、剥がれ落ちるようなことはありません。こちらも、取り付けたあとに、スマホで設定を行います。
子どもの指紋は認識しにくいので注意
私と夫、大学生の息子、小学生の娘全員の指紋を設定しました。指紋はなんと100個まで登録が可能! 家族全員分全部の指を登録しても余裕です。しかし、使っていくうち、娘だけが指紋認証のエラーが多いことが発覚。「手を拭いてから再チャレンジすると開くこともある」と言っていたので、どうやら手に汗をかいていたり湿っていたりするとエラーが起きるのかもしれません(原因はさだかではありませんが)。子どもは汗かきだし、手が汚れていることも結構あるので、これはしょうがないのかも。暗証番号も設定したので、娘は番号でカギを開けることの方が多いですね。しかし、他の家族はもっぱら指紋で開錠しています。これが本当にラク! カギを出さず、ピッと指を当てるだけでカギが開くなんて快適すぎます。「カギを開けるのが面倒」と言っていた夫が一番喜んでいますね。
締め出し問題もなし
スマートロック導入でたまに聞くのが「スマホを持たずに出て締め出されてしまった」ということ。オートロック機能を働かせていると、ドアが閉まって少し経つと自動でカギがかかってしまいます。ちょっとゴミ出しに…とカギを持たずに出かけて、家から閉め出されてしまった! なんて困りますよね。指紋認証パットなどがない場合、スマホがなくてはカギが開きませんから、カギもスマホもないとお手上げ状態。指紋認証パットがあれば、オートロックされても指紋や暗証番号でカギが開きます。締め出されることがないので安心ですよ。スマートロックを導入するなら、指紋認証や暗証番号でカギが開くタイプの方が便利ですね。
3か月使ってみた結果は?
現在、スマートロックを使ってみて3か月が経過しました。感想は「もっと早く買えばよかった!」です。玄関でカギを出さずに指一本でカギが開けられるのはめちゃくちゃ快適! 施錠も、オートロックのほかに、指紋認証パットの施錠ボタンを押すだけでOK。スマートロックだけれどスマホさえいらないのはめちゃくちゃ便利! さらに、アレクサなどにつなげば声での操作ができたり、出先での遠隔操作も可能。自分の家が、昔思っていた未来のおうちみたいな気がしてきます。「子どもにカギを持たせるかどうか」の悩みは、指紋認証付きのスマートロックで解決できますよ。
コメント