毎日使う日用品の中には、使い捨てのものも多いですよね。捨てる際に、「なんだかもったいないな…」なんて思うこともしばしばです。そこで、元家政婦でプロ主婦の筆者が、捨てる前に再利用するアイデアをご紹介します。※この記事には広告が含まれます。
使い終わったラップを水回りの掃除に使う
レンチンのために一度使っただけのラップなどは、まだキレイで捨てるのはもったいなく感じますよね。そんなとき、ラップを水回りの掃除に使うのがおすすめです。シンクをラップで洗えば、シンク用のスポンジを別に用意する必要がありません。
また、クレンザーを使う際は、スポンジよりもラップの方がキレイになる利点もあります。スポンジを使うと、クレンザーに含まれる研磨剤がスポンジに多少吸われてしまいますが、ラップであれば研磨剤が吸われることがなく、研磨剤のパワーを損ないません。お風呂の鏡のウロコ取りや、水道の蛇口の水アカ取りなどにもラップとクレンザーは理にかなった使い方です。
クリアファイルをホワイトボードにして使う
気づくと溜まっているのがクリアファイル。「何かに使うかも?」と思いながらも出番がないこともありますよね。クリアファイルは、じつはホワイトボード代わりに使えます。ホワイトボード用のマーカーを使うと、インクがはじかれることなくしっかり書けますよ。
字が書けるだけでなく、ちゃんと消すこともできます。ホワイトボード用のクリーナーでキレイに消えます。ティッシュなどで消してもOK。100均に売っている後ろがクリーナーになったホワイトボード用マーカーを使うと手軽です。
クリアファイルを洗剤の詰め替えパックに被せて使う
クリアファイルの端を三角に切り落とし、それを洗剤の詰め替えパックに被せて使うととても便利。
そのままではふにゃふにゃで、詰め替え時に安定しなかったり、こぼしたりしてしまいます。クリアファイルを被せると、詰め替えパックがしっかりとして持ちやすく、こぼしにくくなりますよ。
麦茶のパックをキッチンの掃除に使う
使用済みの麦茶パックは、キッチンの掃除に使えます。水気を軽く切り、そのまま麦茶パックでシンクを洗ったり、ガス台の掃除に使いましょう。パックが破れないように、シンクをくるくると磨いたり、ガス台をくるくるとこすってから濡れた布巾で拭き取ればOK。麦茶には、油分を分解する成分が含まれているため、油汚れが落とせますよ。スイッチの手アカ落としなどにも使えます。
麦茶のパックで排水口のぬめりを取る
麦茶には、バクテリアが定着することを防いでくれる効果があります。そのため、排水口に置くとぬめりを取ってくれますよ。使いかたは、使用済み麦茶のパックを一晩程度排水口へ入れておくだけ。最後に麦茶パックで排水口周りを軽く掃除して捨てるのがおすめです。
フルーツキャップで掃除をする
桃やマンゴー、梨などについているフルーツキャップ。何かに使えそう? なんて考えますよね。緩衝材や瓶に被せる使い方もありますが、おすすめは掃除に使うこと。
ネットになっているため泡立ちがよく、キッチンスポンジの代わりに使えますよ。シンクや排水口の掃除、鍋のコゲ取りや五徳の掃除など、キレイなスポンジを使うのはちょっとな…と思うところに使うのがおすすめです。
味噌の空き容器で筆を洗う
しっかりしているから何かに使えそう…と思う代表のようなものが、味噌の空き容器では? フタもあるため、洗って乾かせば使いかけの野菜を入れたりするのにも便利ですよね。おすすめの使い方は、子どもが使った図工の筆や、メイクブラシ洗いに使う方法です。
絵の具など色のついたブラシを洗面所やシンクで洗うと、結構汚れてしまいます。習字の筆なんて最悪ですよね。そんなときは、味噌の空き容器の中で洗えば、周りが汚れません。元々捨てるものだから惜しみなく使えますよ。新しい空き容器が出たら古いものを捨てればOKです。
コーヒーかすを消臭剤にする
コーヒーをよく飲むなら毎日出るのが、コーヒーのかす。コーヒーかすには、消臭効果があるため、乾かしてから小さな容器に入れ、冷蔵庫や下駄箱へ入れるのがおすすめ。消臭剤として使えますよ。
使い捨てカイロの中身を消臭剤や湿気取りに
使い捨てカイロの中身は、実は活性炭です。活性炭と言えば、消臭や除湿の効果があることで有名ですよね。
使用済みの使い捨てカイロを、そのまま玄関に置いたり下駄箱の中に入れれば、除湿消臭剤として使えます。ブーツなどには、そのまま中に入れてもいいですね。玄関に置いて使う際、見た目が気になるなら、中身を出して小瓶などに入れて使ってもOKですよ。
カフェの空きカップを芳香剤にする
ものすごく捨てるのもったいないような気がするのが、飲み終わったスタバなどのカップ。見た目もおしゃれだし結構立派なので、「何かに使えないか…」と考えてしまうのは私だけでしょうか? きっとペン立てなどに使っている人もいるはず。
私のおすすめは、アイスコーヒーやフラペチーノなどの透明カップに100均などで売っている消臭ビーズを入れる使い方。上に穴が開いているのでちょうどいいのです。カフェのカップ以外にも、コンビニのアイスコーヒーのカップでもOK。見た目も結構いい感じです。
牛乳パックをまな板シートにする
飲み終わった牛乳パックは、洗って開いて乾かして、まな板シート代わりに使えます。これは結構やっている人が多い再利用法かもしれませんね。特に、生ものを切る際に便利な再利用法です。
ペットボトルを米びつやパスタ収納に使う
使い終わったペットボトルは洗って乾かし、米を入れたりパスタを入れたりする収納容器として使えます。冷蔵庫に入れやすいため、虫がつきやすい暑い季節などには特におすすめ。我が家では大きな焼酎のペットボトルにお米を入れていますよ。また、スパゲティをペットボトルに入れておくと、ちょうど一人前ずつ取り出せるので、パスタメジャーを使う必要がなく便利です。
保冷剤を芳香剤にする
生菓子を買うとつけてもらえるのが保冷剤。ケーキなどを買うたびにもらえるため、結構増えてしまいがちですよね。そのまま捨てるのはなんだかもったいない気がして冷凍庫の中でたまっていくもののひとつ。
保冷剤は、中身を空けて小瓶などの容器に出し、アロマオイルを垂らすとアロマ芳香剤に変身! 100均などで売られているアロマオイルでも大丈夫です。
保冷剤で芳香剤を作る際、注意して欲しいのが高吸水性ポリマーでできたものを選ぶこと。エチレングリコールやプロピレングリコールを使用した保冷剤があり、体内に入ると有毒化する恐れが。これらの保冷剤は凍らせても柔らかい特徴があるので、芳香剤を作る際には凍らせたときにカチカチに固いものを選んでください。
また、誤飲、誤食に気をつけてください。小さなお子さんや高齢者などの手の届かない場所に置きましょう。
保冷剤の捨てかたについては、Yahoo!で執筆した記事『「保冷剤」はそのまま捨てて大丈夫?保冷剤の捨て方とやってはいけないこと』をご覧ください。
保冷剤をカイロ代わりに使う
冷凍庫から出し室温に戻した保冷剤を、40~50度程度のお湯に3分程度つけておけば、即席のカイロになります。布でくるんでホットアイマスクなどとして使えますよ。暑い時期だけでなく、寒い時期にも活躍します。
捨てる前に一度ためしてみて!
どうせ捨てるなら、その前にもうひと働きしてもらえば心置きなく捨てられます。「そのまま捨てるのはもったいない」と思ったら、一度ためしてみてくださいね。再利用可能なものは、随時更新予定です。
コメント